元ネタ辞典「虚栄の掟 ゲーム・デザイナー」編
虚栄の掟」45ページ上段9行目から
世評とは逆に、西城は、プレイステーションだからこそマニアックなテーマが許
されると考えていた。仮題は「覇者の驕り」とされている。
この「覇者の驕り」ですが、「自動車関係の本から取った」と述べられていると
おり、実在するドキュメンタリー小説です。作者は確かデイビット・ハルバース
タムとかいう名前です(ファーストネームはともかくファミリーネームにはあいま
いなところがあるかも。できれば確認願います)。フォードを中心にアメリカの自
動車産業の爛熟、そして凋落を描いています。日本の自動車産業が米国に進出し
始めた頃の姿も書かれています。遥かなる星でも出てきた、ロバート・マクナマ
ラも出てきていて読み応えのあるドキュメンタリー小説です。
「虚栄の掟」202ページ上段6行目
某ファーストパーティが逆転のために送りだした一二八ビット機「ジュラル」
のジュラルって、バーチャファイターのデュラルではないでしょうか。そして、
某ファーストパーティはセガのこと。
蛇足かとは思いますが説明を
デュラル
某組織が開発した前身が流体金属のようなものでできている(と思われる)格闘戦
専用戦闘兵器。私もバーチャファイターをやらないので詳しくは分かりませんが、
対COM戦で他の戦士全員に勝利したとき、ボーナスステージとしてデュラル戦
を行うことができるようです。全てのキャラの技が使えるので倒すのは至難の技。
>「伊達」と「西条」とならんで出てきますが、これは大藪春彦の
>「野獣死すべし」を始めとするシリーズの主人公伊達邦彦と
>ハイウェイ(エアウェイ)ハンターシリーズの主人公西条秀夫の
>借用ではないかという気がするのですが・・・
>佐藤氏が大藪春彦を読んでいたという確証はありませんが、
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