■USS Texas (BB-35)■
1914年就役のNew York型戦艦Texas(BB-35)がテキサス州ヒューストン郊外に保存されている.14inch(35.6cm)砲10門装備の合衆国初の超弩級戦艦で,1945年に除籍の後,1948年,"the Texas Navy"の旗艦としてテキサス州に寄贈されたとのこと.「両大戦を生き延びた唯一の戦闘艦」と銘打たれているが,確かに第一次大戦当時の艦が保存されているのはあんまり例がないのではないだろうか(ひょっとして唯一?).1927年に改装を受けて新造時の篭マストなどは撤去されているが,三脚檣式の前檣も充分クラシックな感がある.第二次大戦期に入っても対空兵装の増加や電測兵装の追加程度の小改装しか行われていないので,ほとんど艦容は1927年当時のままと言ってもよいのではないか.
■所在地
3527 Battleground Road LaPorte, Texas, USA
ヒューストン市街地から西へ40kmほど離れたSan Jacinto Battleground State Historical Parkに併設される形で保存されている.San Jacintoは米西戦争(?ひょっとしたら南北戦争かも.どなたか教えてください)の古戦場.インディペンデンス型軽空母の艦名にもなっている(CVL-30).こちらの公園の方には行っていないので,詳細は不明.
■公開
資料をどこかにやってしまったので正確なことがわからなくなってしまった.申し訳ない.入場料は数ドル程度だったと記憶している.また,特に休館日などは設定されていない模様.
■交通機関
ヒューストン市街地からは車で1時間程度.バスがあるとは思えない(未確認)ので,レンタカーかタクシーということになるであろう.レンタカー屋でもらえる簡単な地図でも充分道はわかる.駐車場はそんなに広くない.が,人出も大したことはない(曜日によるのかもしれない.わたしが行ったのは平日だった.)ので問題はない.
■内部
見学できる場所は,上甲板上,艦橋,甲板各階層,兵員室,士官室,機関部など.主砲塔は後部の小部屋のみ入れる(内部自体はそこから何とか覗ける).大抵の装備は手で触れることができる.写真撮影も自由.また,係員(退役軍人らしい)による艦内ツアーもある.
■関連サイト
http://www.ece.utexas.edu/‾pemberto/texas/
以前はUSS Texas photo archiveというタイトルで写真を掲載していたはずだが...海軍関係のリングリンクしか残っていない.
■写真(サムネイルをクリックすると大きい画像が見れます)
全景.この写真だけネガ(他はポジ)なので,ちょっと発色が違う.舷側にある杭のようなものは船体を固定するものと思われる.
艦首付近より前部主砲塔と艦橋を望む.
主砲塔前循のクローズアップ.
三番主砲塔,煙突,艦橋.見てわかるとおり,艦全体にかなり濃いブルーの塗装がなされている.
14inch主砲弾.
写真は後ほどさらに追加の予定.
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